隣の芝生が青く見えなくなる方法
「隣の芝生が青く見える」他者を羨む心、いわば嫉妬です。
39歳を迎えた今年ようやく、隣の芝生が青く見えなくなりましたので、そのプロセスを公開します。
いわゆる隣の芝生が青く見える状態は、いくつか種類があることに気づきました。
隣の芝生の種類
20代の頃の私はいわゆる年収コンプレックスでした。
仲の良い友達の年収が良かったこともあり、よく「お前は給料が安くて可哀そうだから」とご馳走して頂いておりました。
インターネットで検索する年齢の平均年収との乖離に苦しんでいました。
この頃はとにかくお金持ちになりたくて、年収のいい人、いい生活をしている人が隣の青く見える芝生でした。
そして最もギャップに苦しんだのが32歳でとある企業で最年少で営業部長に抜擢されました。
それなのに平均年収にも達しておらず、部長なの!凄い!と言われても実際に貰ってる給料がこれでは。。。とギャップに苦しみました。
年収コンプレックスが消え、そしてまた生まれる 悪循環
34歳の時転職した会社は、平社員からの再スタートでしたが1年で部長になってしまいました。
これは、私の能力が高いからではなく1度部長を経験したことで「部長になり方」を知っていたからだと思います。
どうせ零細企業なら部長になっても給料は大したことないだろう・・・また同じことの繰り返し・・・と思っていたらきちんと対価を支払ってくれる企業で、平均年収を大幅に超えることができ、生活も安定しました。
これで年収コンプレックスが消えた!と思ったら、なんと今までは気にならなかった富裕層の人たちが気になり始め、今度は彼らが隣の青い芝生となり苦悩が生まれました。
つまるところ、尽きません。
経営者としての隣の青い芝生
経営者として上手くいかない時期は、とにかくうまくいっている会社、うまくいっているように見える会社や経営者にとにかく嫉妬しました。
隣の芝生が青く見えなくなったとき
今年から経営者・リーダー職向けの塾に通っています。
塾にはいわゆる凄い経営者たちがいました。当然嫉妬しましたし羨みました。
ところが、何故この一般社会通念上成功者と言われる人たちがこの塾に通っているんだろう?疑問を感じました。
先輩の塾生には桁違いの成功者(誰もが知る有名な人)もいます。
なぜ学びを続けているのか?
一回あっただけでは分かりませんが、繰り返し成功者と言われる彼らと接しているとあることに気づきました。
「どれだけ一般社会通念上成功と言われるものを手にしても、悩みは尽きない。彼らも同様に苦しんでいる」
ということです。
答えは 青い芝生に観えるヒトと接するそれだけ
凄くシンプルなのですが、あたなが青い芝生に見えてしまう人と接し、その人のホンネが聞けた瞬間
芝生は青くなく、同じだと気づけます。
つまり、自分より力量が上の人たちの環境、一般社会通念上成功者と言われる人たちの環境にに飛び込んでいけば、青い芝生の正体に気づけるわけです。
ところが、一回あっただけ、セミナーを聞きにいっただけなどの表層的な付き合いだけだとどうしても、ホンネが聞けないため芝生は青いままです。
なるべく深く関わることで、あなたを苦しませる「隣の芝生が青く見える」は無くなります。