固定で報酬を払わないことがリスクになる時代が来た
チラシやバナー画像のデザイナーは都度依頼の業務委託スタッフに依頼していました。以前は依頼をするとすぐに着手してくれた彼女でしたが、やはり実力があるため各社リピート率が高く最近売れっ子になってきてしまったため「ごめんなさい着手来週でもいいですか」←これでも充分速いんですが^^;
こんなことなら、毎月固定で報酬を払っておけばよかったと思いましたが、今更固定報酬を払うからうちでと打診しても、すでに固定でお支払いしている企業が多く、固定のリソースに空きが出たらという状況でした。
経営的な目線で見れば、スポットで依頼できることは財務の観点から都合は良いのですが、そもそもお仕事を請けて下さらなくなったら、とっても大きなリスクです。
IT人材不足は正社員だけに限った話ではありません。業務委託やプロ人材、下請けの小さな会社も含めて、圧倒的に需要過多な時代が来たなと感じています。
都合の良い時だけ発注できる、都合の良い蛇口のような人材や会社。きっとそれは、リピートオーダーやファンを得られない実力のない人材でしょう。
当社のエンジニアの従業員も、もともとはフリーランスだったので雇用契約せずにプロジェクトがあるどきだけ、依頼したほうが財務リスクは低かったのですが、当時の私に拍手を送りたいのはきちんと雇用契約で打診して迎え入れたことです。
固定で支払うことはリスクというのは偏ったものの見方であり、あくまでも財務・キャッシュフローの面から見たときだけということです。固定の支出とのバランスを顧みても、実力のある先に依頼できる先が無くなることは最大のリスクであると私は考えます。
仕事を請けてくださる方(プロ人材、フリーランス、小さな企業も含む)へのリスペクトが無く、都合の良い蛇口と考えている企業もまた、受託側からみて「空いているときだけ仕事を受ける都合の良い蛇口」でしかないのです。
また、固定で払っているからといって、傍若無人に受託者を奴隷や使用人のように考える委託者も論外です。お金を払っている側が偉いというのが間違ったモノの見方であり、対価・トレードオフにしか過ぎないので、お仕事をしてくださる感謝の対価としてご提供するものが金銭であるというだけです。
弊社は弊社からの委託を受けてくださるすべての企業やフリーランスの方々へリスペクトの気持ちを忘れないよう日々研鑽してまいります。
業務委託先から傍若無人な扱いやパワハラを受けている、明らかに過剰な業務要求をされているフリーランスや下請け企業の皆さんは、今すぐ逃げて下さい。逃げられず困っている場合は当社にご相談下さい。またスキルやマインドがフィットするようでしたら弊社で一緒にお仕事しませんか? もしくは弊社顧問先はすべて素晴らしい企業ばかりなので、フィットする先があればご紹介致します!