撤回します「ゴルフと酒で仕事は取らない」

ゴルフと酒の席に頼らず仕事が頂ける会社で在るんだと独立当初言っていた私。

とはいっても、当時は単にゴルフが嫌いなだけ。昔からお酒の席で仕事につなげるという営業も得意ではなかったし、好きではなかった。営業部の責任者だったときは、課長クラスの接待交際費に苦言を呈することも多かった（嫌な上司ですみません）

独立して3年間　ゴルフには誘われても行かず、こちらから接待を持ちかけることは一切せず仕事は頂くことができた。営業、宣伝も一切行わず独立してから3年間、借り入れもすることなく、決算書上もキャッシュフローも黒字であった（とはいえ、かなり慎重に1期目は私だけ　2期目に従業員を1名採用　3期目に1名という堅実経営だからでもある）

4期目になって訪れた転機。あれほど逃げ回ってきて毛嫌いしていたゴルフについに行くことになった。断り文句は毎回「恐ろしくセンスが無くて・・・10年前に始めていったときに180オーバーでした」というとだいたいそれ以上誘われないので、本当にヘタで良かった。しめしめと思っていた。ちなみに断り文句の嘘ではなく本当にこの数字でした（笑）

いつものように誘われるが、得意の180オーバーのネタで断ろうとすると「実は私達120－150くらいで2人でいつも回ってるので、全然OKです。むしろ周りが上手くて一緒に行く人が他にいないので行きましょう」と誘われ、3年以上お取引でお世話になっている企業の社長ということもあり、縁だなと思いご一緒させて頂くことにした。

さて、大変なのは、道具がゼロである。ちょうど決算処理のタイミングで超多忙。ゴルフ用品を買いに行く暇が無いし、何を買ったらいいのかわからん。かかりつけの整体師の先生（ベストスコア70台）に相談すると、一通り見繕ってくれるとのことでお願いした（お金はもちろん払ってます）

細々した道具やウェアはamazonで揃えて、なんとか当日を迎える。

ご一緒させて頂く2名のうち1人はお取引先様なのでよく知る社長さんですが、もう1人はお初のIT企業の社長さん。ゴルフ場の予約などを手配してくださり、事前にメールでやり取りをさせていただいてビシビシ伝わってくる、素晴らしい人間性。　昔からメールの文章から相手の感情やエネルギー、人となりを感じてしまう　何か　を持っていた私（むしろ営業成績良かったのでそれのお陰で、他は営業スキルポンコツだったりします）　これはお会いするのが楽しみだ・・・と思って当日お会いしたら感じた通り、素晴らしい人格者の経営者でした。

当日を迎えるまでに、整体師の先生が2度ゴルフレッスンをしてくださり、基礎をみっちり教えて頂きました。そのお陰で当日は145（おまけありですが）で回ることができ、ギリギリご迷惑をおかけしなかったかと思います。

感想としては結構楽しかったです。

2度目もお誘い頂いたので、あぁよかった　ご迷惑じゃなかったんだと一安心。二度目は10月中旬。また合間合間で整体師の先生が練習に誘ってくれたこともあり、116で回る事ができて、2回目ということもあり心の余裕もあって楽しめました。

気づいたらゴルフが嫌いではなくなってました。整体師の先生がそろそろ私達とも回らない？とお声をかけて頂き、整体師の先生はベストスコア70の私から見たら怪獣。その仲間内（草野球チームのメンバー）も所謂、学生時代はエースで4番　地元じゃ有名な　運動神経ゴリラの集団（ちょっとやってすぐ100切るような　平均的な運動神経の人たちからすうると非常に感じ悪いひとたちです笑）なので、一瞬怯みましたが、チャレンジチャレンジと言い聞かせ、何より整体師の先生にはゴルフの件で大変お世話になったので、二つ返事をさせて頂きました。

そして、いつものメンバーから3度目のお誘い（光栄）だったのですが、多忙な11月に整体師の先生たちと行く日と同じ週のお誘い、流石に業務優先で断ろうと思いましたが、、、「縁だ！」という師匠の声が天から降ってきて「前倒しで終わらせればいい　この週までに死ぬほど働いてやる」←ただでさえ死ぬほど働いてるのにもっとやるの？と思いましたが、これも必要な経験・体験だと思い　ギアを上げて仕事をしてます。

大のゴルフ嫌いで、一生やらないと思っていたのに、週に2回もいくとは・・・笑　そして、2回目にご一緒させて頂いた社長さんから先日お客様をご紹介頂き「ゴルフがきっかけで仕事を頂く」という体験をさせて頂きました。

もう3年前の私の前言撤回、ゴルフ行きます。でも楽しむゴルフで接待ゴルフはしません。仕事を取る、営業目的でゴルフは行きません。気の合う方たちと楽しむゴルフをします。あ、それならやっぱりゴルフで仕事は取りませんは前言撤回ではないですね(^^)　変わらずです。ただ、結果として求めなければ御縁にはつながってしまうものなのだろうなと感じています。でも、一緒に回らせて頂く方には、お仕事やメリットになることを与えられるよう工夫したいと考えています。