AIの過剰活用、DX成功の副作用
AIの過剰活用、DX成功の副作用を最近感じている。
自社や自身の業務は、DXコンサルタントとして医者の不養生になることなく、目一杯活用し最大限まで生産性・効率性を高められている自負がある。
あまりに活用できすぎてしまっているせいか、最近副作用を感じている。
非効率なことが受け入れられなくなったり、何をしても自分自身遅いと感じてしまう。ルーティン作業が受け入れられない。
美味しいラーメン屋さんに並ぼうと思えない笑
人の心を失っていくのではないか?とも考えるようになった。
ITは少々不便さがあって、使えねぇなと言っている方がひょっとしたら健全なのかもしれない。
今も、以前なら1時間はかかった作業がChatGPTに指示を入れて、一度上がってきたアウトプットがいまいちだったので、インプットを見直して指示をし直して、望むアウトプットが上がってきた。時間にして5分。55分の浮いた時間で違う仕事をする。
本当にこれでいいのだろうか?と考えるようになった。
DXは多くの企業で成功していない。成功していない理由は割愛する。
成功しないことの苦しみよりも、成功した後に産まれる苦しみのほうがはるかに大きい。苦しみというよりは、どう在るべきかを突きつけられる。
仕事のための仕事、会社ごっこ これらは一般的に悪とされるが本当だろうか? それがなくなった先にあるのは突きつけられる本質。
何のために、誰のために在る企業なのか。