経営者やリーダーに不適格な人
他人の気持ちがわからない人、他人を客観的に見れず主観的や自分の感情の赴くままにしか見ない人は、経営者やリーダーには不適格です。
「当たり前でしょっ!」て思うと思いますが、日本では恐ろしく多いです。
そして、何故不適格なのかを本記事では深堀していきたいと思います。
他人のことが分からない人は自分のことも分かりません。
他人のことが分からない、他人の気持ちがわからない人は実は自分のことや気持ちも分かっていません。
他人を客観的に見ることができない人は、同じく自分のことも客観的に見ることができず、他人も自分んも自分のその時の感情の赴くままにしか見ることができません。
他人と自分を客観的に見る、これはどちらの方が難しいかというと、自分を客観的に見る方が遥かに難しいです。
先天的な才能や後天的なトレーニングで、他者を客観的に見ることができるようになり、感情の赴くままに他者を見ることが無くなった人たちですら、自分のことを客観的に見ることは相当難しいと言われています。
不適格者は 間違えた正しさを突き付けて他者を潰す
客観的にみることができない人は、自分の持っている正しさを、他者にとっても正しいものだと誤認しそれを伝え潰します。
そしてその伝えた正しさに従わない人間を嫌います。
従った人間は潰れてしまうか、もっと他の生きる目的が明確にある人達で何れ離れていきます。
そして、これらのリーダーに共通して言える点は「どうすれば人が付いてくるのか」を大きく勘違いしています。
権力、能力、才能、実績、お金があったら人はついてくる?
経営者やリーダーに不適格な人は、自分に能力やお金、権威があったら人がついてくると勘違いしています。
こういう人の下には、瞬間瞬間は人脈もお金も集まってくるため、特に勘違いしがちです。
残念ながら、権力や能力、結果がすべてと思っている人は所詮使い捨てられて終わります。
こういう人を使い捨てる海千山千は世の中にゴロゴロいます。
もう少し掘り下げるとこういう人たちは、仕事の仕方をはき違えています。
- 売上を上げ続けないといけない
- 技術革新をし続けないといけない
- クレームを発生させてはいけない
- 解約をヘッジしなければいけない
- 経営を安定させなければいけない
すべて、はき違えているエゴです。
瞬間瞬間、短いスパンで考えたらお金も人脈も入ってくるかもしれません。
くどいですが、使い捨てられて終わります。
慈しみ、包み込んでくれる人の下に人が集まる
慈しみ、包み込んでくれる人の下にのみ人が集まります。
それは短期的ではなく、長期的にしっかりとグリップされた強固なものです。
こういう人たちは経営者であれば社員を、「売上を上げるため」「会社を存続させるために」必要という視点ではみません。
会社の存在意義は継続することではなく、事業において世の中に貢献すること、その貢献を果たすために彼らが楽しく豊かに幸せに働くことである という見方をします。
そういう見方をするから、自分の正しさや自分の感情の赴くままに 正しさを伝えることをしません。